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新型コロナウイルス感染拡大により、休校期間が長引いている。自治体によっては、「夏休み」を減らして、授業の遅れを取り戻すことを検討しているようだ。
山梨県甲府市は臨時休校による授業時間の不足を補うため、甲府市立の小中学校36校と甲府商業高校の今年の夏休みを8月1日から17日までの17日間とする。
新居浜市と西予市、宇和島市の教育委員会は、夏休みを8月1~23日に短縮して授業時間を確保すると発表した。松山市と西条市はすでに夏休み期間の短縮を決めている。
授業時間を確保するために土曜日に登校か!?
4~5月の休校で26日、140コマ程度が不足しているといわれている。6月に分散登校を実施すれば、さらに数日分が不足する見込みだ。
中学校は土曜授業や7時間授業も取り入れて授業時間の確保を目指す案が明記された。ただ、実際の対応策は各市町村教委や学校が決める。
今年は修学旅行もない!?
運動会と文化祭、修学旅行の3つの学校行事について、感染防止や授業時間を確保するため、いずれかを「中止」もしくは「中止を検討している」と答えた自治体は12の自治体で、小中学校の数は1176校にのぼりました。
12の自治体とは
北九州・福岡市・さいたま市・川崎市・荒川区・板橋区・江戸川区・葛飾区・江東区・台東区・港区・世田谷区
1学期に予定される修学旅行や自然教室など宿泊を伴う行事は規模を縮小または延期する。感染拡大の第2波、第3波が発生するなど情勢が悪化すれば「中止もあり得る」としている。