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先日放送された、サンデーステーション(テレビ朝日系列)のインタビューに応じた山尾志桜里議員は不倫疑惑に関して「有権者に対して説明責任は果たしている」との私意を示しました。
ダブル不倫疑惑報道を受けて民進党を離党してから2週間。山尾氏は、地元愛知7区の尾張旭市、瀬戸市、日進市の3か所で会合を開き、次期衆院選に出馬し、たった1人でも安倍政権と闘う決意を表明した。
山尾氏は目を潤ませながら騒動をわびた上で、相手の男性弁護士の家族に対し、「一私人のご家族に大変なご心痛を与えてしまった」と謝罪。自身の家族についても「つらい思いをさせてしまった。今もさせているが、信じて支え続けてくれている」と声を詰まらせた。
その上で、衆院の解散が間近に迫っている現在の状況を危惧。「安倍政権と対峙(たいじ)させてほしい」「闘っていく挑戦に力を貸していただきたい」と訴えると「頑張れ!」と声が飛び、拍手が起こった。
男女関係否定追加説明なし 報道陣との質疑応答になると、表情はさらに硬くなった。不倫疑惑についての質問には「男女の関係はありません」とあらためて否定。弁護士のマンションに行った時には相手方の家族はいたのか、などの質問には「先方にさらに心痛を与えてしまう危惧がある。新たな説明を加えることは控えたい」とした。「説明責任を果たしているか、いないのか。最終的には有権者に通信簿を付けていただきたい。相当厳しい選挙になる」と苦戦を覚悟していた。
【地元愛知で会見】主な質問と山尾氏の回答は以下のとおり
――説明が遅かったのでは。
率直なところ、一連の報道があってから、名前もあがった一私人の弁護士さんの家族にご迷惑をかけています。家族などへの嫌がらせもありましたので、なかなか戻れなかった。
――不倫報道で指摘された4日間、誰とどこで何をしていたか。
(週刊文春の)報道以降、様々なメディアも通じて、いろんな報道がなされました。私も悩みました。こういった内容の報道について、政治家はどこまで説明責任を負うべきなのかを突きつけられました。そういった中で、一つ一つのことについて私が新たな主張をさらに重ねたり、付け加えれば、さらに先方のご家族にも、私の家族にも、またいろんな心痛や心労や生活上の支障もおそらく続くのではないだろうかということを、この2週間含めて推察をしています。今回の報道について、政治家の説明責任はどうあるべきなのか。そして、その責任を(愛知)7区で挑戦をする私は果たしているのか、いないのか。有権者一人一人の物差しで、一人ひとりの判断で、最終的には通信簿をつけていただきたいと思っています。
山尾志桜里の文春砲第2弾が炸裂!?
山尾志桜里議員は、離党届を提出したその後に会見を開き、倉持弁護士との不倫について否定した。また、倉持弁護士とホテルで密会していた旨を「文春」に報じられたことについて山尾議員は、
「ホテルについては私1人で宿泊をいたしました。倉持弁護士と男女の関係はありません。しかし誤解を生じさせる様な行動で様々な方々にご迷惑をおかけしましたことを深く反省し、お詫び申し上げます」
と釈明。山尾議員は会見で民進党離党を発表し、こう謝罪したのである。
すると、「文春」の記者が、山尾議員の釈明会見に反論。
「文春砲」の第1弾では、山尾議員が倉持弁護士と週に4回密会し、9月2日には都内のホテルにふたりで宿泊したと報じていた。
山尾議員が不倫疑惑を否定していることに対して「文春」の記者は、「ふたりでホテルの部屋に入っているということは取材で分かっております」「僕はそこだけは反論したい」とコメント。
そして、14日発売の「週刊文春」では案の定、山尾志桜里議員の「文春砲」第2弾が炸裂。
記事の内容は、2人が密会していた日は、自宅にいなかったことを倉持弁護士の嫁が暴露しているものや、倉持弁護士の「裏の顔」。
さらには2人がホテルで密会していたとなる証拠写真が掲載されている。
文春は2の矢、3の矢を用意している!?
あくまで伝聞ですが、どうも山尾氏には倉持氏とは別の男性の影も見え隠れするそうです。文春サイドは、今回の報道に絶対の自信を持っており『山尾は議員を辞めるしかない』と断言しています」とはテレビ関係者。
これが事実ならば、ダブル不倫疑惑だけでは済まない。待機児童問題などで一石を投じた山尾氏のイメージは木っ端みじん。“超肉食ジャンヌ・ダルク”と知れ渡っては当然、国会議員をやっていられるわけがない。不倫発覚で議員を辞めた宮崎謙介氏を当時批判していたことで、ネット上では「ブーメラン」とも指摘されている。
「とにもかくにも脇が甘過ぎる。大事な役員人事の前後で男と密会しているところを撮られているのだから、もうどうしようもない!」
そう吐き捨てるのは、前出の民進党関係者だ。山尾氏は7日、騒動の責任を取って離党届を提出。あの威勢の良い“山尾節”を聞ける日はもうやって来ないかもしれない――。